お隣の県、栃木市よりご来店即決頂きましたミラジーノの納車整備のご紹介です。

まずは定番のエンジンを支えているマウントの交換です。
写真のように亀裂が入ってしまい振動を吸収できなくて、エンジンがブルブル動いてしまいます。
その結果車体まで振動して運転者に不快な思いをさせてくれます。

そのままにしておくとハンドルの部品まで振動で壊してしまい多額の修理代がかかってしまいます。
このエンジンを支えている部品も安くはないので、よくインターネットでお安く出ているミラジーノでは交換している車はないでしょう。
値段を安くするあまりに消耗品にお金をかけられませんから無理もありません。
適正な整備費は必ず必要になります。
安かろう悪かろうでは大切なミラジーノがかわいそうです。
ちなみに3枚目の奥に見えるジャバラ型のゴムカバーも破れていると車検が受けられませんので交換しています。
弊社では仕入れたままの現状車は販売しておりませんので、現状のお安いお車がご希望の方は他店にてお買いもとめて下さいませ。

 

こちらの写真はエンジンを動かすのに必要なプラグという火花が出る部品の取り付け穴です。
エンジンオイルがこの穴に入らないようにゴムのパッキン(オイルシール)が付いているのですが、経年劣化によりゴムが硬化してしまいエンジンオイルが穴に入り込んでしまいます。
この漏れ出したエンジンオイルが悪さをしてエンジンの調子を悪くしてしまいます。
今回はここのオイルシールを交換しています。

 

こちらは後ろのブレーキをかける時に使われるホイールシリンダーという部品です。
このホイールシリンダーはブレーキペダルを踏むことによりブレーキオイルで押し出される仕組みです。
ここもゴムの部品で構成されていて、経年劣化でゴムが硬くなりブレーキオイルが漏れて最悪はブレーキが効かなくなるというとても大切な部品です。
よく車検で、過走行にも関わらず車検だけ通ればよいという方がいらっしゃいますが、このホイールシリンダーの点検無しで車検を取るという行為は命に関わりますので私には考えられません。
というわけで、点検の結果少し漏れていましたので中身のゴム部品を交換して、ブレーキオイルも入れ替えます。
これでブレーキも安心です。

 

左後ろのテールランプの下に小さな割れがありましたのでこちらも交換です。
ブレーキランプの光が直接外に漏れていますと車検不適合になります。

 

ミラジーノの弱点の1つで、パワーウィンドウのスイッチがあります。
かなりの確率で壊れてしまいます。
こちらも新品に交換してお渡しです。

右の古いバッテリーのように交換した日が分かるように記載されていれば交換時期が分かるのですが、記載がない場合が多いです。
弊社では新たに車検を受けてお渡しの場合(中古新規)はバッテリーを新品に交換してお渡ししています。
いつ交換したバッテリーなのか分からないままだと納車してすぐにバッテリー上がりのトラブルがある可能性があるので交換することによって安心できます。

 

ミラジーノに限らず中古車は消耗品交換との戦いです。
しっかり整備、磨きを行った車両をお探しの方はご相談ください。

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